2016/01/04
ここ数年、
推拿について、
本当に良く思うことがあります。
ひとつは、
安心、安全で、施術効果が高い、
ということ。
この手技に出逢って、
この手技一本でやってこれて、
本当に良かったと思えるということ。
そして、もうひとつは、
推拿の理解と技術は、
やればやるほど、
求めれば求めるほど、
深く、深くなっていく、
ということです。
ぼくが弟子になりたての頃にも、
師匠である孫維良が、
よく話してくれたエピソードがあります。
やはり師匠が故・胡秀章老師に弟子入りしたての頃、
言われていた言葉、
「お前らの手の下にはまだ何もない」
ほんとうに、
「は???」
って言う感じだったそうです。
「手の下に何もないって、
何もある筈ないじゃないですか?」
ですよね。
ぼくも、
初めの頃は、
師匠が患者さんのお体に触れて、
「気が詰まっています」
なんて言っていても、
「ほんとうかな?あやしいな?」
とか、
実は思っていました。
しかし、
前にも申しましたが、
1年なら1年、
3年なら3年、
5年なら5年の、
10年なら10年の、
その経験ならではの理解が深まるのです。
それは、
手に感じる患部の感触です。
正常と異常の感触の違い、
筋肉の繊維や血流、リンパなどの流れ、
これらを気の流れ、
エネルギーの流れ、といっていいのでしょうが、
この、
まさに気が詰まっている状態、
異常な組織の状態が手のひらで判断できるからこそ、
その部分を正常に導くイメージが持てるのです。
そして、
この理解や、
技術的な向上は、
やればやるほど、求めれば求めるほど、
進化しつづけると確信しています。
一度手の動かし方を習ったら、
すぐに出来て、誰がやっても同じ、
という訳にはいかないところに、
推拿を取得する困難さはあります。
しかし、
体型や、体力や、肉体的な老若に関係なく、
その技術は追求すればするほど進化していきます。
進化すればするほど、
余計な体重、腕力、握力、
そういった余分な力が必要なくなるのです。
私の塾生で、
成果を上げていった方は皆、
既存の手技に限界、壁を感じ、
ご自分に合った最良最善のやり方を、
探し求めた結果推拿に出逢い、
今までのやり方を180度変えていった人たちでした。
あるいは、
今、成長続けている方は、
元々、他のやり方を全く知らない方たちです。
もしも、このブログを読んでいるあなたが、
現在の施術に不安、不満、不信をもっていらっしゃるのなら、
一度、推拿のことを知ってください。
施術者の方なら、
とりあえず半年の期限で、
技術の変革に取り組んでみませんか?
技術の修得に必要なのは、
実績が確かな指導者につくこと、
日々鍛錬すること。
そして、実際の現場を見聞し、
実際の現場で使い、
確信を得ること。
あと、
最近大切な要素だとあらためて思うのは、
素直に継続して学びつづけること、
良い仲間と共同で学ぶ空間があること、
です。
これらのことに関しては、
また次回の記事でお伝えしますね。
ご興味、ご質問、お問い合わせのある方は、
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お待ちしてます。 すいな健康院 信長正義
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