2015/08/31
心と身体は繋がっていますね、
最近の自分に起きた出来事で、
あらためてそう思いました。
『選択理論心理学』を学び実践するようになってから、
たいていの出来事で落ち込むことはなくなっていました。
『選択理論心理学』とは、
アメリカの精神科医ウィリアム・グラッサー博士が、
1965年に提唱した心理学で、
内的コントロール心理学ともいわれます。
従来の心理学、
そして、
未だ広く世の中で信じられ使われているのが、
『刺激反応心理学』で、
外的コントロール心理学といわれています。
人は、
外からの刺激に反応して行動している、
というのが外的コントロール心理学の考えです。
人は、外側からの刺激で行動を変えると考えているので、
人から刺激を与えて他人を変えようとします。
言葉や圧力、
表情や態度、
時には暴力まで使って人を変えようとします。
人は変わるし、
刺激によって行動を変えると信じているからです。
人を変えようとしている人は、
自分が正しいと信じているのですが、
心からその正しさを人に伝える義務がある、
とまで思っている人もいます。
ただ、
皆さん、お気づきのように、
人はそれぞれ違う考えを持って、
この世に生を受けています。
生まれも育ちも、
価値観も願望も欲求も、
それぞれ違うかけがえのないものを持って、
この世に生まれてきた価値のある存在なのです。
人間には、
5つの基本的欲求が遺伝子レベルで組み込まれている、
と選択理論心理学では考えます。
生存の欲求、
愛所属の欲求、
力の欲求、
自由の欲求、
楽しみの欲求。
この5つの欲求については、
また詳しくここで整理しますね。
そして脳の中には、
「上質世界」といわれる、
自分が求めるイメージ写真のようなものが
たくさん貼付けられた領域があって、
その願望を現実に現そうとして、
この5つの基本的欲求を満たすために、
思考と行動を選択している、
と考えています。
この「行動の選択」こそが、
それぞれの人が生きている証であるし、
それが固有の人生なのですね。
ある出来事に遭遇した時に、
「うっ!」となったり、
「わっ!」となったり、
カッ!ときたりするのは、
感情と生理反応です。
これは、
自分で意識的に選択することは難しい、
といわれています。
たとえば他の人から急に、
「ばーか!」
と言われた時に、
怒り?恐れ?不安?悲しみ?何かしらの感情や、
ドキドキするなどの生理反応は、
無意識に表れてしまいますよね?
でも、
この出来事に対して、
それをどのように考え、
どのように理解し行動するかは、
実は、自分でコントロール出来る。
こう考えているのが選択理論心理学なのです。
この出来事の場合、
それに反応して、
怒りの言葉で返すこともできるし、
どうしてそのようなことを言い出したのか相手に聴き出す、
ということもできます。
また、
その言葉を真に受け、
不安でふさぎ込んだり、
悲しくて落ち込んだりすることもできる訳です。
また、
それは事実とは違うと判断し、
気にしない、とか無視する、
こともできますし、
不当に仕向けられた言葉に対して、
抗議の行動にでることもできます。
可笑しくて、
笑い飛ばすこともできるかもしれません。
このように、
その出来事を、
どのように受け止め、
その後の行動を選ぶかは、
実は、自分でコントロール出来るのです。
とはいっても、
このように瞬時に、
自分にとって最良な選択ができるか?
というと、
いつでも上手くいくとは限りませんね。
今回のぼくも、
そのような出来事が久しぶりにありました。
ぼくにとっては、
ショックな出来事、
と解釈していたようです。
ここで大切だと実感したのが、
良質な情報を取り入れる、
ということです。
このことについて、
また後日お伝えしますね。
人は逆境の時に成長し、順境の時に衰退する。
あなたが出会っているその壁も、
きっとあなたの成長のために必要なものだと思います。
必ず乗り越えその先に光があります。
自分にできること少しだけ、
できる時が来たら、
やってみましょうね。